この夏、イタリアで
けっこうな数のアルゼンチン人の
若い長期旅行者に出会った。

そして彼らの大半は、遠い昔に
イタリアからアルゼンチンへ移住した
婆ちゃんやひいばあちゃん、ひいひいひいひいじいちゃんなどの出生証明書やその他膨大の書類を手に、イタリアの各地役場に通いつめていた。

目的は、
イタリア(EU)のパスポートと
住民票、永住権を手にするため。

イタリアのパスポートがあればヨーロッパに好きなだけいれて仕事もできる。スペインへ行けば言語も同じだからバイト探しも簡単。

ナポリの宿でのボランティア仲間も
3人のうちふたりがこのクチだった。

イタリアの役場の仕事は恐ろしくのろいらしく
(誰でも察しがつく!)
「明日また来い」の連続。
それでもアルゼンチンでやるよりは早いんだって!

そんな中、
アルゼンチン在住の姉の分まで
申請をしていた仲間男子Aは
申請開始から4ヶ月たってから
「すべてやり直し」
といわれたらしく、
ある日の作業終わり、
宿のテラスで本気で泣いていた。
泣くなよ!

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仲間Bは苦労の末、
念願のイタリアのパスポートを手にして
オーストラリアへ去っていった。
EUパスポートは将来のためにとったけど
今はワーキングホリデーで1年暮らした
オーストラリアへ戻ってバッチリ稼ぎたいんだと。
かわいいオーストラリア人の彼女でも見つけて
オーストラリアで暮らしたいんだと。

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覚えたてのイタリア語とスペイン語、
英語のごちゃまぜで夢を語り
真新しいパスポートを手にして
スケートボードとギターを抱え
旅立っていった彼。

ニコニコと話す彼の目は輝いており
「一緒に夢を見させて!」
とついて行きたくなった。

ともに働き、
食ったり飲んだり
おなじ家(宿)で時間を共有していると
家族みたいになってくるせいか
別れが少し、いや結構つらかった。
そしてその1週間後
大好きな仲間Cもバルセロナへ去っていった。

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女の子Cちゃんはもともと
アルゼンチンでイタリアのパスポートを手にしていて
ボランティアをしながら
ナポリで仕事を探していたんだけど
イタリア語がまだカタコトのせいか就職が難しく、
とりあえずバルセロナで働くって。

20以上も歳が違うけど
わての仕事もよく手伝ってくれて
毎晩よく喋って酒飲んで

ほーーーんと、いい子だったなー。
わて、同僚運だけは相変わらず最強。

バルセロナぐらいならまだいいけど
オーストラリアだのブラジルだの
アルゼンチンだの行き先を言われると、
生きてるうちにこの子とまた会うことはあるんだろうか
とか最近思ってしまうよ、いかんいかん。

若い友よ、元気でね。

わてもそろそろ前へ向かって進まんとな~。(言ってみる)

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チャオ!



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