今回の帰国の大きなミッション(大げさ)、
【パスポートを作り変える!】

もうね、離婚して6年もたつのに
パスポートの名前は元夫の姓(英国姓)のままのを使用。

離婚当時、あと8年も使えるパスポートを、
わざわざ金と時間をかけて買い直したくなかったし、
女ばかりが離婚による姓変更でわずらわしい手続きに
おわれることに対する、
ささやかな抵抗もあって
ずっとそのまま使い続けていた。
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しかし近年、さすがにもう元夫の姓なんて
遠き日の幻となり、
まだパスポート上では自分の名前が
英国姓なことなんかもすっかり忘れて、
「森知子」の名前で
航空券を買ってしまうミス多発。

そのたびに面倒なことになって
今年3月、
シチリアからサルデーニャ島に飛ぶ時も
Ryanairのオンライン・英語チャット窓口であーだこーだ、
30分ぐらいかけあったあげく
(「離婚証明書を持参すればOK」「そんなのムリです、私の国は日本、時間がない」……etc)

結局手数料を払って
航空券の名前を書き換えてもらったんだけど
「早く今の苗字で作り変えたほうがいいですよ、パスポート」
と説教されたのでした。

おまけに、
古くなったパスポートの中身は
スタンプやビザが増えてきて
国境を超える時に、人よりチェックに時間がかかるのも難点。

全然関係ないとこペラペラめくられたり、
「へーー、あんた、ナゴルノ・カラバフ共和国
行ったんかい?」
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って言われるぐらいはいいけど
パスポートなんて、スタンプが少ない方が国境スムーズよ、とにかく。
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で、帰国後の4月、やっと鹿児島で
パスポートを作り変える機会に恵まれ、
せっかくだからついでに
この世の終わりみたいにつまらなそうな
我がパスポート証明写真も何とかしようと
今回は自撮り+コンビニ印刷で挑戦。
(安上がり200円♪)

家の中の明るい場所かつ無地の背景を
探し求めてスマホに向かい、
何度も何度も、
テイク20ぐらい撮り直して完成。
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かなり苦労してシワ修正なども施して
何とか耐えられそうなものにした。

そして戸籍謄本なども
郵送で東京から取り寄せ、
バスに乗って山を降り
やっとこさパスポートセンターへ。
すると窓口の熟年女性が

あのー、この証明写真ですけど、
前のパスポートのお写真と比べると、
口の少し右上のホクロが映っていないみたいなんですけどー


とおっしゃる。
「え? そーですか? あー、
だとしたらそれはメイクっていうか
日焼け止めクリームとか
そんなので薄くなってるんだと思います」

「なるほど、そうですかー」



それでその場はおさまった。
しかし
パスポートの受取5日前に今度は
その熟女係員から電話がかかってきた。
「写真なんですけど、これ携帯で
ご自分で撮られましたね? というのも
ホクロが反転しているんです」

と指摘され、再提出を求められた。

結局、町なかにある証明写真ボックスで
撮り直し、
またひどい顔になるも、審査は合格。
そしてまた、新たな仏頂面と10年。。。
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みんな、パスポート写真を自撮りする場合は、
シワや目の下のクマ修正だけでなく、

反転処理も忘れずにね!!!!






チャオ!



この話には続きあり。近日更新