チケーミ!

ふたつ前の記事、
『サランダ日記』のつづき

旅もボランティア活動等も休み、
いまはギリシャに近いアルバニアの南海岸、
サランダという町に来てアパートを借り
執筆している(?)とお話しましたね。

(また、ただのひとり語りですから
忙しい人は持ち場へ帰ってくださいね〜♪)

町の教会で週2回行われているイタリア語教室は、
学生クラスのみだとうことも。
しかし親切なメキシコ人のシスターが
「そうね、本当に初級コースでいいなら、
学生クラスに参加してもいいか
担当のシスターにちょっときいてきますね」
と言ってくれて、彼女のおかげで
9月から始まったという
そのクラスに参加させてもらうことになったなりよー。

というわけで今、
7人のアルバニア人のクラスメイトと
イタリア語勉強中。

わての隣の席に座っているのは
ゲンチくん13歳!
向かいはパシォーネくん12歳、
その隣はマリオくん11歳!
こっちの子供は日本人よりも小柄で幼く見える。
みんな小2か小3ぐらいに見える!

そんななか、
「日本人のトモコ、トーキョー出身の44歳です!」
ってオバハン、
元気に自己紹介して入っていったでー。
初級だから、自己紹介の練習が多くてね、
すでにもう4〜5回は
「44歳」をアピールしとるわ。44!

女子ふたりは23歳と30代、
イタリア人のシスター(先生)は40歳だけど
転入生のわてが最年長。
これはもう、
かつての『みなさんのおかげです!』における
田坂都か森川正太かぺぺ以上、
短大の頃、2部に通ってて
定年前の「島ちゃん」っていうおじさんがいたんだけど
島ちゃん状態や~!

昨日は11歳のマリオくんが
苦手な動詞の活用を何度も言わされてて、
そんな姿を、
孫の成長を見守るようにほほえましく眺めていたら(授業参観の母のごとく)
次、わてが当てられてて全然答えられないでやんの。

イタリア語だけど解説はアルバニア語で行われるため、
アルバニア語は返事の「ポー!」(はい)
しか分からないわては予習必須。
日本語の解説サイトなんかを利用して宅習!(←なつかしい単語)
みんながイタリア語文章を読み上げ
訳をアルバニア語で添えて発表するのに対し、
わてはスペイン語でそれをやる。
質問もスペイン語。
先生はイタリア人だからほぼ分かってくれる。

イタリア語はスペイン語と比べると
前置詞とか冠詞のルールが複雑。

たかがピザにしても
英語なら「the」や「of」ですむのに
La pizza, Le pizze,Una pizza,Delle Pizze,Alla pizza,Della pizza,Nella pizza……
って合ってるか分からないけど
使い分けなければならず。。。。
そんなの間違ってても通じるんだからいいじゃないか
とも思うけど

クラスに参加して基本から学び
会話をすることで少しずつ単語も増やしていけるし
テストもあるから
毎日勉強ばっかりして、ええこった!?

よく分からんけど、
老後のひまつぶしっちゅーか、
ここでの暮らしのテーマができたっちゅーか

学習の秋、2016。


それから自炊も楽しくなってきました。
毎日野菜、パスタ。
うまいもの:ギリシャ産オリーブオイル、ルッコラ、いわし、ざくろ

この町は英語スピーカーもスペイン語スピーカーもいないから
立ち話の相手もほとんどいなくてひとり。
この町に住むアジア人、わてのみ。
この時期、
ヨーロッパから遊びにくる予定の友もなし。
ナシ、ナシ、ナシ。

"ボケ活"一筋!!
(ボケ活= ボケ防止活動、および時にだらだらボケる生活)。

みんなも実りの秋を楽しんでね。
チャオ!
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※あ、気になる授業料は
1ヶ月(1時間×8回)約1300円。
CD付のテキストは1200円。モロッコでのスペイン語授業で使っていたものと同じ出版社のイタリア語版で、モロッコでは誰ひとりオリジナルなんか持っていなくて、本屋さんで300円ぐらいで売っている“白黒コピー”を買うのが当たり前だったから、思わず「コピー版はないんですか?」ってきいてしまった。カラーの新品、すごく贅沢気分♪