前回の続き

コルーニャ空港からの飛行機は悪天のため
サンティアゴ・デ・コンポステーラの
空港から飛ぶことに。
外は凍える寒さで霧だらけ。
乗客全員、バスに乗せられてサンティアゴの空港へ送られた。

そもそも、朝は霧だらけのガリシアに
空港があることのほうが信じがたいよ。

ともかく
午前7時コルーニャ発のはずの飛行機は
9時前すぎサンティアゴ発に変更。
バルセロナに着陸した時は
わてが乗るはずだった
スプリット(クロアチア)行き09:45の飛行機は
もう搭乗ゲートが閉まっていて乗り逃した。

今回の航空会社は
vueling air
スペインのイベリア航空系の格安航空会社。
vuelingのオフィスへ行くと
係員女子がコンピューターをたたきながら
うなりだした。

わて「ちょっと、何うなってんの? 頼むからこれ以上変なこといわないでよね!」
女子「うーん、あなたにはこれから、
パリに飛んでもらっていい?」

わて「que dises? ケ、ディセス、何言うねん?」

女子「今夜パリに1泊して、明日パリからスプリットに飛ぶ他社便に乗って下さい。それ以外は満席で、ほかに方法がないの」

しかし女子に問い詰めると、
同じクロアチアのドブロブニクニク行きなら、
パリにいかずここバルセロナから飛ぶ便があるという。とはいえ明日の便だからどちらにしても1泊する必要があるけど、パリには飛ばなくてすむ。バルセロナ1泊かパリ1泊か、ホテルと食事代は保証してくれるというが。。。

スプリットから
どっちにしろ南下してドブロブニクにも寄るかもしれないから
ドブロブニク行きを頼みかけたがやっぱりやめた。

今日のスプリットでの宿は
珍しく事前ネット予約してしまったのだ。
当日のキャンセルは100%の支払いかもしれないけど、日にちの変更なら損失はまぬがれるかもしれないし、行ったことのないスプリットは少し気になる。

よってパリに飛ぶことにしたのだが、
やはり荷物が出てこなくてクレームオフィスへ行くはめになりドタバタ。
荷物広場、オフィス、パリ行きのチェックイン、荷物チェック……
広い空港内の移動はとにかくいちいち道に迷うし
何もかも一回でうまくいかず骨が折れる。。。

そしてパリ。
「パリに着いたらvuelingオフィスに行って
この書類を見せて下さいね。
ホテルの手筈はついているから」
といわれたが案の定オフィスで書類を見せても
「は? そんなことでホテルの面倒はみれませんよ」
とかいわれてさ、
また1から説明のし直し。
手筈が分かっている係員の登場まで
かなり待たされた。

そしてHotel Ibis のせまい部屋になだれこんだのが午後5時すぎ。
晩飯は豪華なブッフェだったが
恐ろしく無愛想な
フランス人ウェイトレスのせいでまたぐったり。
スペインとは隣の国なのに
何もかもが違うアウェイ感。
さっそくスペインが恋しい。

しかしそれにしても
今年の夏は今回の件にかぎらず
決まるかもしれなかったジャパン帰国仕事がキャンセルになったり、チュニジア行きのチケットを買ったけどやめて捨てたりとか、何かと予定外のまわり道っつーかね、多かったよ。

‌だけど健康を害したとかではないので
まーしゃーないかー。
予定外の大量ボランティアやカミーノはよかったしー。

と思うことにして
この`まごつきタイフーン'の終わりを
(まだ続いているとすれば)
じっと目をつぶって耐えようと思います。

今乗ってるこの飛行機が無事につけば
今日から17年ぶりのクロアチア。

「ダー。」(クロアチア語でyes)

クロアチアからモンテネグロやアルバニア行きたいわけで。
違う風が吹いてくるとええけどな。

そんなわけで
さらばスペイン、
さらばシェンゲンユニオン。

(滞在7日オーバーで注意されたが罰金120ユーロはまぬがれたメルシー♪)

ダーー。