アルベルゲのオーナー神父は
夕食が終わる頃になるとスペイン語で言う。

「このあとみなさんを
10分か15分程度のお祈りに招待します。
場所は教会の聖歌隊席。
それがすんだら、
サクリスティ(聖具保管室)で
ホスピタレーロ(わてらボランティア)が
みなさんのクレデンシャル(巡礼証明書)に
スタンプを押しますからね。
しかし昼間のように、
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教会へ行くためにいったん
ここから外に出て、
隣の教会の正面ドアから入る必要はありません。
なぜならこのアルベルゲ内には
教会につながる"秘密の通路"があるからです!!
全員揃ったところで
案内しますから、一階に集合して下さい。
勝手に歩きまわって迷わないように。

えー、去年ひとりですね、
日本人のペリグリーナ(巡礼者)が
教会の鐘台に迷い込んで出てこれなくなりまして。でもなんとか戻ってこれたようで
それ以来、ここでボランティアの
ホスピタレーラとして働いてくれているのが
あそこに座っているトモコさん♪」

(……一同爆笑。)
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このアルベルゲの神父は
テキパキと厳しい人かと思いきや
時々ポロッとこんなジョークを言って
みんなを笑わせる。

↑ でもこのジョーク、
真に受けた人がいて
あとで私に「大変だったんだね」
とかいってくるから私も調子に乗って
『うん、鐘台に登って降りてきたら
外からドアにカギをかけられて、
脱出できなくなっちゃって、
鐘台の上で一夜を明かしたんだ』
と言ったらそれも信じられちゃった!
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だけど秘密の通路があるのは本当です。
カミーノのフランス人の道を歩く人は
ぜひログローニョの
当アルベルゲに泊まってみてね。
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ログローニョには、
公共のアルベルゲもあるけれど
それを通過してカミーノをさらに5分ほど
歩いたところにあるサンティアゴ教会
併設の寄付制のアルベルゲ
「パロキアル(教会系)」。

ブエンカミーノ♪
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