カミーノ7回目。77歳。
少年サッカーのコーチ。
近年トライアスロン200km(水泳3km+自転車150km+フルマラソン42.5km)完走最高齢者のタイトルを獲得。
image

「今年は自転車のタイムで引っかかっちゃって
完走できなかった」
と残念そうに言っていた。

去年、ESTELLAという町の
アルベルゲで出会い、
「またね!」
と言い合ったけど
今年もまた
ペレグリーノ(巡礼者)とオスピタレーラ(ボランティア)として会えるなんて!

さっそく夕食用の
そら豆の皮むきを
私に手伝わされるナガタさん
image

しかし夕食の時間になっても庭に降りてこず
巡礼者全員で
「ナガターーー!」
と呼んだら、
image

「こんなのを準備してたんでね」
と私ともうひとりの女性ボランティア・エバ
にプレゼントしてくれた。
image

image

↑ 松ぼっくりに挿した花。
スタンドの紙コップと松ぼっくりは、
このために日本から用意してきてくれたんだって。

「EVA、あなたは心の中に‘’絵‘’に書いたような
美しい‘’庭‘’を持っていますね」
ペリグリーノの顔を見て、
その人の名前を漢字におきかえ、
筆で書いてプレゼントしてあげる大先輩。

すごい方なのに
誰よりも低姿勢で
いつもニコニコ。言葉など関係なく
みんなに笑顔と優しさをふりまいて
日本人の鏡みたいな人。
image

このアルベルゲ名物の
夜のミーティングで
輪になって
ひとりづつ日が灯ったキャンドルを持ちながら
ひとこと言って
隣の巡礼者にパスするコーナーがあるんだけど。

「I am from Japan. I am 77 yeards old.
Camino de santhiago is ....」等、
堂々と、一生懸命にスピーチするその
古き良き日本映画みたいな光景、姿に
わては涙がでそうになった。
image


↑ 今年はカミーノのドキュメンタリーを作成中
という、韓国人男性に
密着されながら歩いていたよ。

ブエンカミーノ、ナガタさん。
また飲もうね!
image