怒りのミカン The Angry Oranges

2018年03月

ニーハオ!
今日は旅人向け情報をお届けします♪


【30日間の滞在延長が認められるまで・
         雲南省麗江編2018年3月】


≪ポイント≫
昆明、大理では受け付けてもらえなかった。
・麗江ではできた。(しかも英語ペラペラ職員1名) 申請したのは無料滞在15日内の14日目。
 申請の翌々日に『査証(停留)』が貼られたパスポートを受けとれた。10日かかる町もあるらしいが。
 麗江市には「麗江市公安局出入境」という建物があり地図でも確認できるが、
申請受付は、ただの「麗江市公安局」(建物、場所全然違う)でやっているので注意。
・ビザがもらえるのではない。「あくまでも滞在の延長許可書ですからね」と念を押された。

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住所:  太和路110号 申請場所はココ↑
古城からタクシー10元前後


≪必要なもの≫
1.境外人員住宿登記凭証 
  以前は、宿泊先に発行してもらう「外国人宿泊証明書」みたいなものが必要だったが、オンライン化にともないこちらに変更された模様。
(宿発行のものでも良かったのかもしれません。未確認)
 区間内の公安局派出所(私の場合は「麗江市公安局古城分局祥和派出所」)
へ行き発行してもらう。パスポートを見せるだけで、自分のパスポート情報や入国日、宿泊先の情報が公安に即確認され、その場で証明書が作成される。無料。そのためには、あらかじめ、外国人ツーリストをきちんと政府に登録している宿に泊まっている必要がある。おすすめ宿後述。

2.出入境証件貼表相片:33×48㎜
  ↑ 雲南省の写真店でこれを撮影してくれと頼む。撮影した写真が、その場で政府のサイトにアップロードされ、写真とともに証明書やバーコードが渡されるしくみ。(雲南省内1年有効)
 オンライン化にともない手持ちの証明写真は使用不可能になった。
 私は前髪がデコに少ーーしかぶっている、ピアスNG、首まわりが開きすぎているなどの理由で3回ほど自動エラーメッセージが出てきて(写真屋に見せられた)ハネられ取り直し3回。大理で撮影したが、同じ雲南省だったので使用可能だった。仏頂面写真7枚35元。

3.パスポート

4.160元(約2500円)

5.申請書。その場でもらいパパッと書かされるだけ、無問題。


【ふろく ★ 参考資料】

ふろく① 宿さがしのお供に♪
 「お宅の宿は外国人客の登録をしていますか? このお客は公安へ行き手続きが必要」的なメモ
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  高級なホテル「酒店」ならたいてい登録している。ホステル系や「客桟」はまちまち。やる気のあるフレンドリーな宿がよい。

ふろく② 麗江絶対的おすすめ宿 
 『愛之恋精品客桟』(←ラブホテルではない!)
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愛之恋!

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wifiは部屋ごとにテレビを使って飛ばす仕組み。


オープンしてまだ3か月のピカピカ宿。麗江は古城(旧市街)内より外のほう安いし食べ物屋も多くておすすめ。ツインルーム、シャワー・もちろん洋式トイレ付。Wifiばっちり一泊60元、約1000円! 古城南門まで歩いて5~6分。バス停へも5分。公安までは徒歩20分強。タクシー約10元。ここの若奥様がとーぉってもかわいくて親切! 今回、私が泊まったせいで「滞在延長申請する人の例」にさんざんつきあわされたため、登録から受け取りまですべて熟知しています。


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というわけで、
私は大理で申請できないということをギリギリに知ってあせりましたが(前回ブログ
麗江はできるという情報に助けられ、それは本当でした。

ところで昔は申請2回までできるって聞いたんですが、今はどうなんでしょう?誰か調べて下さい。
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最終的にこれをもらいに行く日
宿の外に出たら雪山が……。
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というわけでこれが少しでも
雲南好きのあなたのお役にたれてばよいのですが。

申請がんばって、よい旅を♪

申請のために
役立つ地図アプリや中国VPN、
ホテルのトイレを詰まらせてしまった場合の対処法など(!)も近日お知らせします。


チャオ! 
シャングリラより














雲南省大理ダーリこと
ひっくり返してリーダー。
この町に 一か月いようと決め、
部屋にも満足していたのに。
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前回のうかれブログから一転。 


中国の滞在は15日間だけで、
延長はできないと言われちまった!



以下は私個人の覚え書きといいますか
長文なので興味がない人は飛ばしてどーぞー


【事情説明】
日本人は観光目的で中国へ行く場合、
パスポートのみで入国でき、15日間無料で滞在できる。
それ以上滞在したい場合は、
あらかじめ日本の中国大使館で観光ビザをとって中国に入る。
または現地で滞在延長手続きをすれば30日間延長してもらえる。

過去2回、
私は現地(西安、南京)で延長手続きをしており
今回はリーダーでやろうと、書類を準備していた。

近所の派出所には何回か通って
事前確認および書類作成の準備は進めていたが、
延長は
15日間の無料滞在期間を
まるまる消化した翌日の日付からプラス30日間欲しかっため、
中国入国14日目を待って、
「大理市公安局出入境」へ。


すると……。 


「あなた、ビザなしで入国してますね。
ビザがあれば延長できますが、
ない場合は延長できませんよ。
3日後に中国から出ないと1日500元(約8500円)の罰金です」


「は……? 」


あまりの予想外の言葉に、
一瞬吐き気に襲われグッとがまんした。
(私は本当にショックなことがあると胃腸に来るのです)

「書類は揃ってます。日本人が他都市で
滞在を延長している例はたくさんあります。 
なぜダメなんですか?」

うろたえながら食い下がってみたが

 「申し訳ないけど、あなたは延長はできません。
一度香港などに出られてからビザを取り再入国して下さい」
一切笑わない若い女性係員に
シンプルな英語でそう言われ
その場を去るしかなかった。


今回の手続きにあたり
宿の親切な中華兄(英語ok)が
車を出して、わての顔写真の撮影や派出所での書類作成につきあってくれた。
彼に
 「今夜の夜行列車で昆明に戻れば、
明日あさってには飛行機でどこかへ飛べるよ」
と言われ、その現実が信じられなかった。

平和な生活をいきなりぶちこわされ、
強制送還される気分。 

「帰りたくねーーー!!!!」(半泣き)

宿に戻り、
もうなかばダメ元だったが
その他の町で延長手続きができる可能性はないか調べてみた。
まず、大理から列車で7時間の昆明。
夜行で今夜移動すれば明日申請できるのではないか?

しかし今回、 
ざっくり参考にさせてもらっていた
日本人2名のかたのブログを よく読み直してみると
昆明、大理では延長不可」とちゃんと書いてあったよ。よく読めよ!

ところが、
あれ?  

麗江(リージャン)で延長可能と書いてある。
麗江(リージャン)とは、
ここ大理から車で2時間、
さらに標高が高い山奥にある観光地。

ビザなしでも本当に本当に本当に、
麗江(リージャン)で延長が可能なのか、
中華兄に電話して確認してもらった。

結果、
麗江(リージャン)OK。
ビザなしでも滞在延長できるそうです!」
中華兄はいい、 
列車は夕方発しかないから、
乗り合いタクシーで今すぐ向かったほうが早い といって手配してくれた。

急きょ撤収!
延長ができればまたこのリーダー部屋(城)に戻れるが
ダメなら即座にチャイナを脱出しなければならないことも覚悟して、全荷物担ぐ。

夕方前に着いた標高2400mの
 麗江(リージャン)は雨で寒かった。

そこから宿探しに苦戦。

滞在延長手続きをするためにはまず、
外国人の客を泊める許可を持ち、
オンラインで客情報を政府に登録している公式宿に泊まらなければ書類が作れない。

中国の観光地はところどころに
英語表記があったりするが
日本と同様びっくりするほど英語が通じない。
観光案内所、交番の兄ちゃん
誰も喋ろうとすらしない。

中国語はまったくできないから
スマホに入れている「グーグル翻訳」
を使うけど、
オフラインだから、けっこうハズレが多く
翻訳結果を見せても相手に首をかしげられることが多い。 


なんとか外人登録をしている宿を見つけたが
それは旧市街のなかの超高宿だったため、
そのホテルにいた英語ペラペラ女史に
 【お宅のホテルは外国人ゲストをオンライン登録していますか?】というメモを書いてもらい、
それを手に雨の中宿さがし。  

しかしそんなメモをいきなり見せられても
「は? 何で?」
という反応が多く 
事情説明も苦労した。 

外国人OK宿を何軒か見つけたが
どこも宿泊費が高かったため
旧市街を出て探してみた。
書類のためだけに1泊して明日安宿に移動すればいいが面倒くさい。

バリバリ中国人向けの宿が並ぶ通りに出て
一軒ずつあたっていくと
「うち、登録しているわよ」
と、
レセプションに座っていたお姉さんがスマホの翻訳アプリで言ってくれた宿があった。それも新しくてきれいな宿。ツイン60元(1020円)


しかし 登録といっても、
本当にこちらの望む登録なのか、 間違って1泊して明日の申請ではねられたら失敗だから慎重になった。 事情を知る大理宿の中華兄に電話をし、直接お姉さんに中国語で確認してもらった。 すると確かに登録はしていた。しかし外国人向けのフォームでの登録はやったことがないらしく、慣れないお姉ちゃんに リーダー中華兄が電話口で指導しながら登録すること20分超。 ふたりの協力により、やっとこさわての宿泊情報が宿からアップロードされ、政府に届いた、はず。
そしてお姉さんは
「事情は全部、リーダー中華兄にききました。
明日の役所まわり、私がついていくわ」
と言ってくれた。

あーー、どうなるんだおれ?

しかし
リーダー(大理)中華兄とリージャン(麗江)中華姉、
ふたつの宿のスタッフの親切が
ほんとうに身にしみる。




そんな長い1日を終えたあとのばんめし。

 麻婆豆腐。
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うまかった。






つづく。















 


ニーハオ!
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相変わらず雲南省の大理ダーリー、
ひっくり返してリーダーで過ごしております。
山はキレイだし、食べ物は美味しいし、
迷ったけど本当に雲南来てよかった。
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ほんの10数年前まで、ここ大理古城(旧市街、城下町)は
バックパッカーの聖地として知られ、
外国人バックパッカーが中国の大都市や観光地の喧騒をはなれ
山を見ながらひと息つく場所として有名だったらしい。ちょっとヒッピー色もあったかもね。

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まぁ昔のリーダーを知る人は
歩いても歩いても同じような土産物屋が並ぶ
今の変わり果てた街並みにがっかりするのかもしれません。



でも毎日歩いていると、やっぱり昔からの店もあるし
地元の人だらけの安い食べ物屋や市場もあり
ここで働き、生活する中国人たちの姿も見え
散歩が本当におもしろいよこの町!!!


あ、

部屋を紹介するって言いましたね。
今回の部屋。
この町は宿だらけだから探すのカンタン!

最上階3階の、大きなテラスに面した部屋にした。
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窓が東西両面あって日当たりよし、
トイレは洋式(紙流せる!)、
シャワーはジェット式、
長時間座れる机っぽいものもある!(ここが観光地ホテルだと難しい!)
それからチャイナはどんな安宿でも茶を飲むための湯沸かし器があるのがいい。
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キッチンは共用のがあるけど
外食で忙しいから冷蔵庫(ビール)ぐらいしか使いません。
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気になるお値段は、
“booking.com”の「セール値段」だと一泊69元(約1157円)。
しかし値切るためと面倒くさいので
あえてサイトから予約しないで直接訪ねていき
一泊55元にしてもらい、
2週間いるといったら一泊50元になり、
「一か月なら一泊40元(671円)だよ」といわれ
「分かった、もうここに1か月いるよ」と決断。
でももっといたい。

朝、
鳥の鳴き声をききながら飲むヒーコーは
(インスタントでも)最高♪
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ひとりきりという贅沢♪

(社交活動および仲間との青春ごっこは
例年同様、
夏にイタリアかスペインでやるからいいのです、みんな待ってて!)


そーいえば自分の部屋は
2017年の春の南イタリアの部屋以来だわ。


ほんと来てよかった。(くり返し)

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一年じゅう春といわれる雲南省。
大理リーダー、きょうは
最高気温22℃、最低9℃




おすすめです♪





















ニーハオ!
チャイナに来て6日目。
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7kg上限の機内持ち込み荷物に挑戦し、
なんと5.5kgにまとめましたが、
鹿児島空港でも香港の乗り換えでも
荷物の重量を測られるようなことはなく、

帰りの航空券を持っていないことに対するおとがめもなく、
無事チャイナ入国♪

香港の空港で8時間待ち、
2時間半飛行機に乗って夜中に着いた
昆明(クンミン)の
空港のベンチでさらに眠れない夜8時間。

さすがに疲れた8時間✕2セット。

朝が来るとバスに乗って市内へ出て
通りかかった麺屋でまず食ったよ、
「早点(朝食)」。
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朝から激辛太麺。


ようこそ雲南省へ〜♪ 



昆明の町には、梅や桃が咲きほこっていた。
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温暖♪

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3日間滞在したあと、
7時間列車に揺られ、大理ダーリーへ

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大理ダーリー、
ひっくり返してリーダーに着いた時は
雨が降っていた。

通りに新しい土産屋がダーッと並び、
中国人観光客の大群がいる夜の町並みを見て

「なんだ、ただのディズニーランドか竹下通りじゃん。違う町に移動するか?」

と少々ガッカリした。


ところがどっこい!
翌朝起きて宿の屋上に登ると……

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町の背後にそびえる山山山!
素晴らしい、
そりゃ観光客も多いはずだよ。


そしてよく探検してみると
観光地値段じゃないフツーのメシ屋もある!
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あーーーーー、なんでただのトマトと玉子だけでこんなうまいん作れるんか! シェフ天才! としかいいようがないメシ。これで12元≒204円 


さらに茶屋に入って
プーアール茶を試飲して買ったり
酒屋に入って梅酒を試飲して買ったりして
あー楽し。チャイナ大好き♪

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と、
遊びはこのへんにして
そろそろ書き物始めます。

わりといい部屋を見つけたぞ
働くぞ。

チャオ!

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梅が咲き、
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ひな祭りがやってきて、

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ちょっと梅が落ち着き始めてきても
まだ決まらなかったわての行き先。

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ここカゴシマから、
香港エキスプレスというLCCで
中国・昆明まで片道1万5千円でいける話はしましたっけね? 香港経由。
で、行ってみることしたよ。
1、2ヶ月チャイナ雲南省周辺の旅。


「ジャパンへ出稼ぎに帰ってきたのに、
金使って遊んで、どげんすっとよ?」
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「一時帰国中にジャパン脱出して、
ズルをするな。やっせん! 」


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そんな
寒空の下に立つ「西郷どん」からのダメ出しが
頭をよぎりましたが
日本で自分の居場所を見つけられないんだったら、出るしかない。

たしかに旅は遊びともいえるし、
出費ともいえますけどね、
それ以上に
わてにとって旅は大きな財産。
取材ですよ! 
出稼ぎできないなら、勉強よ、取材よ!(理屈派)


西郷どんに怒られないよう、
せめて今回は、
チケット代の5割相当にもなる高額な預け荷物代、
往復合計1万4千円(20kgまで7000円×2)を節約するため、人生初の
「海外旅行預け荷物なし」に挑戦してみようと思います。
機内持ち込み荷物上限7キロ。 

で、
カミーノとおへんろで使用したモチーラ(かばん)を引っ張り出してきたら
ギリギリ、上からちょっと押さえつけると、
許容サイズ(高さ56センチ)におさまることが分かった。
よし、これで行こう!
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しかし普段の旅荷物、15kg弱。

7kgって少なすぎて、
いったい何を削ればいいのか分からんけど
「近場の温泉旅行」をイメージしてまとめてみよう。

チャイナ雲南省・四川省は
数年前から気になっていたんだけど
近年は
ヨーロッパ ー 日本往復のサイクルから抜け出せず、
なかなかチャンスに恵まれなかった。
こんなに安く行ける時代(荷物代以外)が来てよかった。しかもカゴシマから。


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あ、

それからおかげ様で、
例の案件、先月夜な夜な実家のベッドの上で企画書に起こしまして
(数年ぶりに企画書とか書きまして!)
勇気を出してあるところに見ていただいたところ、
大変嬉しいお返事をいただきました。

今年は本業執筆イヤーになりそうです。(※だいたいの内容はココの回の後半

みなさんにはっきりと発表できるのはまだまだ
ずーーっと先になりますが、
私はもう動き出しました。

チャイナでも進める予定。
5月にヨーロッパへ戻って夏・秋は原稿作業。
ナポリに帰れるかいなー。?

気長に待っていてもらえたら嬉しいです。
(まだ待たせる)




皆様ありがとう。




っと、
いま書いてたら、
ナポリを出てからの大移動帰国物語および
ジャパンで今日まで使いまくった
クレジットカードのweb請求書が送られてきて
その額にショック!!   

やっぱ
出稼ぎするべきだったかーー!!!!!



いやいや。。。


チャイナ、チャイナ♪

柿ピーでも食べて楽しいこと考えるよ。

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グラッツェ!

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行ってきま〜す♪










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