怒りのミカン The Angry Oranges

2018年02月

まずは我がホームページ「森知子の旅と本」
の近況を、ちょこっと更新しました。
それから前回の執筆決意表明ブログは長すぎてソーリー! (とりあえず謝る日本人)

そしてこのブログ「怒りのミカン」も、
タイトルまわりと背景写真を変えたんだけど
気づいてくれたかな? (パソコン用背景のみ変更、スマホ用背景は変更なし)

そんでナポリ。 ………?
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………ん?  いや、これは桜島。

先週ジャパンに戻ってきたなりよー。
で、鹿児島市内の城山に登って
展望台からのこの写真を
インスタグラムに投稿したら
ナポリの元同僚たちから
「ナポリかい! ヴェスビオ山かい!?」
っつー突っ込みの嵐。

「だーから言ったでしょう? わてがナポリに
深い愛着を感じるのは故郷のせいもあるかもって」


ナポリ ↓ ↓ ↓
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ナポリ ↓ ↓ ↓

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ヴェスビオ山 1,281m ↑


カゴ ↓ ↓ ↓   桜島 1,117m

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そんな鹿児島ジャパン、

温泉あがりのビールは
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殺人級?にうまい。
あれ、「最高級」でいっか。?


でもジャパンはナポリに比べると
立ち食いスポットが少ない、
っつーか、ないよ!
no pizza no life。
歩きながらモグモグ食べてる人なんか
見当たらない。

だから朝っぱらから納豆ゴハンとか
ガンガン食べてるのに、胃がもたれず
むしろ体調良好だけれどもー。


今回も3ヶ月間の一時帰国。
また部屋つきのバイトを探してるよ。
企画書も書いたけど
長い道のりになるだろーしー。。。
ボーっとしてもいられない。
部屋も欲しい!


さて、行き先はどこになることやら?


オリンピックも、
ちょっと見ました。(日本のチャンネルの超日本目線のやつ。「モグモグ」



チャオ!











ナポリ宿でのボランティア。
1日5時間上限✕5日(週2日休)

おもな仕事はすでに説明した
チェックアウト後のベッドシーツ交換(昼)番、

そしてこの“夜番”。
夜番は週にひとり2日平均でまわってくる。
朝は2日、昼は5日。

この宿にはバーがあって、
宿泊客は夜8時からのハッピアワーに
飲み物を注文すれば(コーラ1ユーロ〜)
夕食がタダなのが売り。(なくなったら終了)

それを我々ボランティアが作る。

量は15〜20人分目安で、
主なメニューはほぼ毎日パスタなんだけど
この日はわてが作った
かぼちゃのリゾット(クリー厶とペコリーノチーズたっぷり♪)、サラダ、茹でたブロッコリー、パン
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午後6時から8時の2時間で
料理を終わらせろって
シフトなんだけどムリムリ。
担当になると
数日前から何作ろうかなーと考えたり
当日は八百屋やスーパーをはじごして
両手いっぱいに買い物袋を下げて歩いて(かぼちゃ2キロ、米2キロ、レタス2、……)けっこう、
いや、かなりの労力。


パスタばかりでは飽きるだろうと
4ヶ月のあいだにあたしゃ
日本カレーとかおでんとかおにぎりとかも作った。
副菜も
イワシのフライとか
ナスの揚げマリネとか
ローストポテトとかいろいろ。
でも
写真撮ってる余裕なかったわ。


キッチンはお客と共用だから
場所をゆったり確保できないこともあるし
客にいろいろ話しかけられて ↓

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締切(?)の8時前には
いつもパニック!
終盤、パスタの湯切りなんかしてる頃には
もう髪ふり乱してあわあわ。


そんな時、
いつも仲間が手伝いにきてくれる。

プエルトリコ男のラムセスは
新人がやってくるたびに

「知ってるかい? 彼女、
片付けってものができないんだよ、
うん、日本人とは思えないよね、
この、派手な散らかしっぷり!」
とか説明しながらせっせと片付けてくれる。

なんとか20時に作ったものをバーに出しても
片付け等あるから
製作者はゆっくりと食べれない。
落ち着いて飲めない。

レセプションをのぞくと
なんか賑わってるしー。↓

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バーへ行けば
「今日のリゾット、作ったの君かい?
超おいしかったよ、ありがとー」
なんて言ってくれる優しいお客さんがいて
少し浮かばれる。

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 21:30 PM

そして一段落すると、ゴミを出す仕事。
みんなの楽しそうな宴を横目に
この重いのを ↓ 通りに出て
道路横断して捨てるの、ひとりで!
雨の日は泣くよ。
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ナポリのドライバーは
信号なんか守らないからね。
通りを横断できない時は交通量が減るまで待機。
でも22時をすぎると
カートを引きずる音が
「うるせーーー!」
ご近所様にどなられるから注意。

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袋をゴミ箱に放り投げる時に
ゴミの中の液体(ビールとか)が
足にひっかかったりしてね、
もう最悪。

レ・ミゼラブル

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さーらーにー、このあと
トイレの見回り、軽清掃。


どんだけーーーっ!(懐)


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「ちょっと働きすぎじゃねーかオレたち!?」


特に朝・昼・夜番が重なった日の
疲れはけっこうなもので。。。

「いいよもう、
清掃用手袋でもして
格好だけつけたらいいよ!」


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よく働いたなー。ほんま。



だけど今ふりかえると
こんな4ヶ月のナポリ宿生活が
どーしようもなくキラキラと輝いてきてさ、

何かね?


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帰国マジックかね?


そうそう、
おとといジャパン帰ってきたなりよ。
今回も3ヶ月間の帰国。

そして今回の帰国は……





作家でもライターでもいいけど、
自分の本業に戻る道も探してみようと思ってんだ。
ダメ元でも何でも
久しぶりにやってみようかとね。

この3年間、
イタリア、スペイン、モロッコの合計12の宿で
「珍しい日本人スタッフ・トモコ」
として働いた、
オモシロ経験をどこかにまとめられたらとね。

日本人はまだ少ないけれど
「ボランティアしながら長旅」
はいまやバックパッカーの常識。
博物館や遺跡めぐりもいいけれど、
旅先のひとつの町に落ち着いて
「異国で働く」ということでしか得られない経験、
これって大きいよ。

その魅力を身を持って伝えたい!
   (本気やでー)



東京で部屋付きのバイトでもやりながら
企画書書けたらええなー。


もうこれ位しか飛べないけど ↓
ナポリのおかげで
気持ちだけは元気だよ。
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チャオ!














実は4日前にナポリを出て
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1999年以来のフィレンツェに
3日だけ立ち寄るも
雨で寒いし、人そっけないし、
立ち食いフードが少なすぎて(ナポリ比)
ナポリ ↓ が恋しいばかり。
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回想ピザ
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夜行バスで今朝
ウィーンについたら気温3度。
でも家の中はナポリよりあったかいという、
寒い裕福国(!)ならではの快適さ。

夕方、通りを歩いていて
道の脇にゴミ? と思ったら
それは雪。
ゴミらしきものは一切落ちておらず
まるで日本かそれ以上にキレイ♪

ありえない、こんなの!
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ドライバーは信号を守り、
「あぶねーだろ、このケツの穴野郎!」
「なんてクソ言いやがる?? お前こそブタのケツ!」
なんて怒鳴りあっている
スクタードライバーと歩行者も見当たらず、

家の窓から
ティッシュや吸い殻を投げる人も見当たらず(寒いから?)
混み合った夕方のスーパーマーケットも
おっそろしく静かで。。。。
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あーー、もうここはナポリじゃないんだ。

と、
肌で感じたのでした。
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でも一番恋しいのは仲間だなー。
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回想; 仲間
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だけどね、
ここウィーンには帰国の飛行機に乗るために来たんだけど、
もうすぐベルリンから友達が
わてに会いに来てくれるのです。

もう彼女の乗った飛行機は
ウィーンに着いたはずで
もうすぐ会える、5年ぶり!

さー飲むぞー! 帰国前のお楽しみ♪

ビール、窓の外で冷やし中。
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チャオ!





















4時間余りにわたる朝食の世話が終わると
今度はベッドのシーツ交換。

2〜3人がかりで11時から13時まで。
オフシーズンだと20ベッド余だけど
団体客が入ると70〜80。

まずリネン室へ行って、
その日必要なシーツを抱え

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出発!

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部屋に入り込み
使用済みのシーツとピロケースをひっぺがし
回収!

時には寝ている客をたたき
「おいおい、チェックアウトとっくにすぎてるよ」
と言うことも。
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音楽をききながら
喋りながらせっせと手を動かす。
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そして新しいシーツをセット。
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ベッドメイクは、
安いバックパッカー部屋は
セルフサービス(お客さん各自がやる)
にしたらいいんじゃないかとも思うけどー

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まー
ボランティアにやらせりゃ
金もかからないわな。


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個室にはタオルやバスマットもセットする。

重いリネンバッグを引きずって
広い庭を横切るのはけっこう重労働さ。

どこ行った男子?


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さらに
連日滞在の部屋のベッドも整えて

全部屋まわり終えたら終了!

あー腹減った?
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「何食う? 」
「昨日のリゾットがあるよー」
「天気いいからどっか行く?」

「あたしゃ今日は朝食から働きづめ、寝るよ」
「僕は晩飯当番で買い物あるけど
近場なら出かけたい」

と、午後に突入するのです。

宿のゴシップを告白しあったり、
客の置き土産のワインを拝借したり、
コインを見つけて喜んだり、
枕を投げ合ったりしながらのベッドメイク。

やり直しを言われると
「俺たちゃボランティアなんだ」
と怒るけどやってしまう優しいオレ達。



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molto gentile モルト・ジェンティーレ
なんて優しい!!!












ボンジォルノ!
当宿は、全客朝食付きだどん。
corazioneコラツィオーネ=朝食
7:30〜10:00

朝食担当の日は
朝6:45起き、7:00始業はつらいどん。
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朝っぱらからフルーツと激しく格闘。
耐えず切りまくらないと追いつかねー。
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満室の時はお客さん90人余

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こうして相方がいて ↓
2人態勢のこともあるけど
ひとりきりの場合が多い。

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客の多くは
10時の終了前に一気に駆け込んでくる。
ぎゃーー、きたーーっ!

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フルーツを切り、
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使用済みの皿をじゃんじゃん洗い、
適度に各国客とトークをかわし

合間にミューズリーやジャム、
ジュース、パンなどの補充。

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あーー、皿がこんなたまったーー!

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10時に片付け初めて
終わるの11:00近く
7時から4時間働きづめた後、

ふーーーーーーーーっ、、、、

と息つくひまもなく
11時からベッドシーツ交換の仕事へ。

あー眠い。
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ボランティアは続く。。。











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