怒りのミカン The Angry Oranges

2017年08月

1週間
ともに働いた相棒女子が去っていった。
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ベルガモで学校の先生をしている
若くて可愛くて、働き者の彼女は
歩き疲れた男子ペリグリーノの心を
わしづかみにしておった。 
このメガネの奥の瞳が青いんだよまた! ↓
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帰る場所がないおれは
次のボランティアが来るまで
ひとり居残り。
あと5日ぐらいかな。
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でかい家の掃除は
思いのほか時間がかかる。
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40すぎてから
トイレ掃除ばっかしてるなおれ。
ま、いっか。

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日差しが強すぎて痛くて
ゆっくりキレイに干している余裕ありません、洗濯物。

ここはパルマの宿とは違って
寄付制の巡礼宿でありながら
毎日使ったシーツを洗う主義。

働く側としては
ベッドメイキングに時間がかかる、
かつ
空きベッドまで汚されたりして
手間がかかる。なのに
「シーツって、洗ってるんですか?」
とか聞かれるから
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チェックインの時に
一人ひとりに新シーツを手渡しして
ベッドメイクは各自で
やってもらうことにした。

で、much better! 

こういう変更・改良を
自由にやらせてもらえるから働きやすい。

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あーーー、
みっちり3時間掃除したあとの
ビール最高。
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準備中の貼り紙を出して
少し休憩。
ふーーーーーっ。

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そーそー、
おとといおにぎりまで
握ったんだ、何十年ぶりか。
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海苔はなくともけっこうウケた。

ブエンカミーノ!
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ペリグリーノ(巡礼者)。
料理とか片付けとか、率先して
手伝ってくれるペリグリーノは
余計かっこいい。

ホレボレするね!

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さ、今日も
パスタ&トマトソースだ。(毎日)
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ブエンカミーノ!
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寄付制の巡礼宿とか
寝袋を使うのが基本の宿なら分かるけど
1泊20ユーロを客から徴収するくせに
客用シーツを毎日とりかえない主義の宿での
ボランティア。
(ほかにもいろいろ問題あり)
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枕に顔を近づけ、臭くなければ
ホコリを払いシワを伸ばして連続使用。
やな仕事。

「これ新しいシーツ?」
とお客さんにいわれ
「はい、もちろん!」
と答えるのが心苦しかった。

オーナー男(31)が差別主義のへんなやつでさ、
毎朝まじめに掃除洗濯して
彼から送られてくる電子命令に従ったけど、
アパートのゴミ捨てエリアに行ったら
ドアが開かなくて建物から締め出されたりして。
そんな時も
「送ったビデオ(膨大量の一部)にゴミを捨てる時は
半ドアにするようにって説明したじゃん、
見なかったの?」
とか言われて。

「1日3時間程度の軽作業」で承諾したのに
四六時中、彼から送られてくる
電子メッセージやビデオに悩まされ、
実働24時間拘束気分、かつダメ出し。

なんかバカバカしくなってきてね、
このボランティア。

1ヶ月の予定を取り消し、早期脱出を試みた。

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といっても
脱出したところで行き場がないから、
毎日あちこちのボランティア案件にメールやら送ってボツにされ、
落ち着かない日々だった。。。
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イタリアの8月は(特に8/15の週)
店が締まりイタリア人は海へ出かけ
町にいるのは外国人だけ。
宿は混雑、値段は高騰、
こんな時期に旅をするのは優雅族のみ。
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どこ行きゃいいんだー? (人生のテーマ)


ちなみに9月下旬はスペインのカミーノ宿で
ボランティアをする予定だったけど
今年はボランティア希望者が多く
人手は足りていて
行きたいアルベルゲに空きがなかった。
スペイン行き、断念
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というわけでイタリアのカミーノ宿
もう1軒で働いてみることにした。

イタリア語下手だしね、
電話しないですむならとメールで問い合わせまくったけど、
やっぱり最後に実を結んだのは
勇気をだしてかけた1本の電話でした。

「ありがとう。うちはいつだって助けが必要。
ボランティア大歓迎よ」

トスカーナの小さな村にある巡礼宿で
お手伝い。
また6時起きが始まる。

でもボランティアやるなら
やりがいあって
楽しいとこじゃないとね。
その点カミーノ宿なら大丈夫。
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ブエンカミーノ♪

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おっ、さっそくさわやか男子!
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チャオ!
























やってもやっても終わらない洗濯。
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ハム。  (パルマ)
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チーズ。 (パルミジャーノ)
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激しいポーズの銅像。
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増える炭水化物摂取量。
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できない自炊。



屋上からの夕日。
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また歩く同じ通りを。
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激しいポーズ。



チャオ!



























パルマハムやパルミジャーノ・レッジャーノ(チーズ)でおなじみの町へやってきました。
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こじんまりとした旅人宿でボランティア1ヶ月、
のつもりだったんだけどねー。

オーナー男子とやらは宿にはおらず
まだ会ってもいなく、
就業前からすべての指令がこと細かくwhatsapp(LINEみたいなやつ)で随時送られてきて、
返信が遅いと文句も言われ、
24時間コントロールされている気分。

掃除係のおれはゴミの捨て方、ベッドメイクの仕方、洗濯法、すべて「これを見ろ」とマニュアルビデオが何本も送られてきて。。。

おまけに5人部屋とうたっている部屋に
俺たちスタッフ含め7人もつめこみ、
1つのトイレ・シャワーを計10人で共用。
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居場所がない!

こないだまで広大な庭を持つ巡礼宿
で巡礼者たちと美しい時間を過ごしていたせいか
余計息苦しい。

小さな洗濯機では追いつかない洗濯物の量で
閉口してたら
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「毎日洗うな、電気代と労力のムダ」
って、
寄付制の宿とかならまだわかるけど
結構いい料金とってるのに
客用シーツ毎日取り替えないなんて……!

しかも極狭キッチン(客は使用禁止)の奥にも
客を寝かせるから
料理もできない。

そしてすべての苦情対応も、
ボランティアの俺たちにさせるという。。。

イタリア語を学ぶには最適ときいていたけど
「チェックイン・セルフサービス」
とやらで客とはあまりかかわらないし
そもそも外国人ばっかりでまだ全然きいていません、イタリア語。
これじゃイタリアでボランティアしてる意味ねー、貴重なおれの時間を無駄にできねー、
ちょっと理解できねーよこの宿、
話違うじゃーん。

っちゅー感じで
また次を探してるんだけどもー。
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同じサイトを見てやってきた
ボランティアのドイツ女子(26)は
とーーーっても良い子でね。
それだけが救いです。
同僚運はとてもいいんだな、おれ。

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 ↑ 猛暑で干上がった川。とても残念。

携帯電話の中のオーナーに
悪いけど1ヶ月は無理、
とオンラインで(! )理由を説明しても
全然こっちの言い分は分かってもらえず。
しかし
ともかくドイツ女子が
「気にしないで、少しでもここで楽しむことを考えましょう!」
って明るい子で助けられ、
一緒に散策したり酒飲んだりね。
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ま、どーにかするわ、
どーにかなるでしょ。
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 ↑猛暑で枯れた公園の葉たち。

でも今日から気温は少し落ち着いてきた。
ジャパンはどうかね?


みんな夏バテに注意。
チャオ!

























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