怒りのミカン The Angry Oranges

2016年10月

田舎はいいね。
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時々村人に遭遇すると、
驚かれた。
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たぶん、こんなとこで何してるの、と。
アルバニア語で。

観光客は町の中心の
博物館やら城のまわりを
カメラ持ってうろつくもの、
なんでしょうね、彼らにとっては。
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でもわしゃー、
フツーの住宅地とか村を
探検するのが好きなんじゃよー。
「何てことない村」こそ
わてにとっては絶景。
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あ、どらえもんの土管だ。↓

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アルバニアは
国そのものがまだ工事中って感じで
足元注意。
ゴミの処理とかも行き届かず
きったないときろもあるけれど
自然は豊富で美しい。
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また似たような写真ばっか撮ったよ。
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海の町に住み始めて1週間。
外に1歩も出ない日とか
皿の放置とか、
自分の部屋があるっていいわー。

でもwifiなし物件だぜ!!!!

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ひきこもって
勉強でもするか。
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チャオ!







典型的アルバニア料理。
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↑ パプリカお米詰め200レク(163円!)

アルバニアって、
1993年に国民の3分の1が
ネズミ講にだまされて暴動が起きたりするなどの
珍歴史で知られるため、
世界的には
「変わった国」って位置付けなんだろうけど。

この3日間、
サランダという町に来てアパートを探し回ってたんだけど
とにかく治安の良さと
人々の親切さに感謝しまくりですわては。

バス停で、
自分のバスはここでいいのかと
となりにいたAさんに確認した場合、
そのAさんが乗るバスがわてが乗るバスより先に来ると、
Aさんはその隣にいるBさんに
「このアジア人を○○行きのバスに乗せてあげてね」と託してくれるんです。
言葉は通じないのに、
みんなそうしてくれるの!
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↑内臓のスープ、こってり。

ホテルとかに
アパートを探してるんだけどと
聞き込みに行くと
お茶やお酒もすすめてくれて
町の情報もたくさん入ったわ。
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かといって町を歩いてて
声をかけられることはあんまりない。

イスラム60%だけど
テレビはメッカからの中継チャンネルはない。
アルバニア語で喋られても
まーーったく分からない。
ほんと、
初めてのケースが多くて
「外国」にいるんだなーとこまごま実感。

ひさしぶりだな、こーゆーの。
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チャオ!










VIROITという名の湖の周り見てきたでー。
Gjirokastra ジロカストラの町から
3〜4km、ローカルバス26円。
あとは歩いた、歩いた。
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Gjirokastar から3km
人造湖ときいて、
なーんだとバカにしてごめん。
すんげーキレー!!!

行く前のバスの車窓ものどかで
0909(ワクワク)
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湖の水は澄んでいて美しく、そして静か。
魚もいっぱい。

ここ、海底(湖底?)が250m以上あるらしく
夏はダイバーたちにも人気なんだとか。
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実はね、アルバニアの歴史
ジロカストロの旧市街にもあるという、
“冷たい戦争”時代に
作られた地下シェルター“冷戦トンネル”
もちと気になるんだけどー。
まー、
そーゆーのは天気が悪いときにでも
見にいきゃいいか。
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湖のまわりの山も歩きまわって
また焼けた。
日差しが痛い。
夜は暖房使ってるっちゅーのに。

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こーゆーところを自由に歩く
フリーウォークが好きなんじゃよわしは。
フリーウォーク、日本語っぽいね。
wanderingじゃよ。

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先週は
冷たい雨・雨攻撃にやられて
ギリシャの島にでも行きたい、
ここからシチリアへ飛べたら
どんなにいいだろうかと
泣いていた。
イタリアもギリシャもすぐそこなのに。。。
(わてはスペインに3ヶ月いたため、年末まで待たないとEUシェンゲン加盟国27カ国には入れない)。

でもまだ行けたわ、山歩き。

結論 : アルバニア観光、
晴れの確率5割で良ければ10月まで観光オッケー。
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ポー! (アルバニア語で“yes”)














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ミニバスに4時間揺られて
また南に移動。
また丘の上の要塞からの眺めが素晴らしい、
そしてここも旧市街が世界遺産という
Gjirokasterジロカスター
っつー町にきました。

アルバニア、
「鎖国」、「無神論国」の歴史あり。
ヨーロッパで唯一のイスラム教国家(ロシア正教徒も多いが)。
しかし髪をカバーしているムスリム女子は少なく
酒もわりと一般的に飲め、売られ。。。

長いあいだ
イタリアから飛んでくるラジオ電波だけが
外の世界との繋がりだった影響か
今もイタリア語が少し(場所によってはとても)
通じる。。
若い人には英語がよく通じる。
国土面積は四国の1.5倍。

昨日入ったレストランの親父は
4カ国語を学び
教師の資格をとったが、
「いくら頑張っても月給140ユーロ(1万6000円)」
なシステムに耐えられず
観光客向けのレストランを初めて
今は月収5000ユーロ(57万円ぐらい)だと
サクセスストーリーを語ってくれたよ、
肉焼きながら。
なんかキューバみたい。


……などなど、
「ここが変だよ!アルバニア」ネタは
つきないけれど、
旅人のわてが助かるのは、

・とにかく酒が自由に外でも飲める。
 女も、外食の自由がわりと(! )ある。
・女も半袖Tシャツで外に出れる。
・食文化はギリシャ(ムサカ、ギロス)+イタリア(ピザ、ティラミス)+トルコ(ケバブ)が手本。
・人々がフレンドリー。
・宿の設備がよく安価。
・治安がよい。宿のオーナーが「ジャパンより安全だ」と言い切っていた。

↑治安は安全かもしれんが、道でコケる!

今日はビールのつまみに

SARMAを注文。
サルマといえばギリシャ名物でもある、
ぶどうの葉のお米包み。
遠い昔の夏1999、
ギリシャの島々で、
缶詰のこれを美味くもないのに食べまくった経験のあるわては、懐かしくて注文。
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↑そしたら蒸したてホヤホヤのような、
湯気の立ち上がる
わての知るそれとはまったく異なる
プリプリSARMAが
ヨーグルトとともに登場。

おー、これが本来のSARMA
だったのか!

ぶどうの葉っぱは
茹でただけらしいけど
サクラの葉っぱの塩漬けみたいに
パリっとしていて美味しい。
中のキャベツとあえたお米も
ちょっとオコゲも混ざっていて
ウマイよ、ウマイ!
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これ一皿150レク(126円)
ビールも150レク(126円)

気軽に外食できる国ってええなー。
気に入った、アルバニア。
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広いホテルの屋上も独占。↑

返事は
「Po ! (ポー)」
po= アルバニア語で「はい」

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ポー!







晴れた! 
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昨日、モンテネグロを出て南へ、
アルバニアにやってきて
久しぶりによく歩いたよ。
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首都ティラナは2012年に寄ったから
今回はとばして
Beratべラートという町へ。
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丘の上の要塞、
「千の窓」と言われる世界遺産の旧市街。
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ここへきて、
道で通り過ぎる人々と
フツーに(?)笑顔や挨拶をかわしあうようになり、
スーパーのレジ係がだいぶにこやかになり、
(モンテネグロ比)
なんかホッとしたー。
旅人としてやりやすくなった。
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そんで調子に乗ってたらね、
昨日、夜道でコケちゃったの。

多くのヨーロッパレンタカー会社が
定めたルールで
アルバニアは保険対象外らしいけど。
その理由がよーくわかったよ。

ゆったりと
モスクのライトアップを見ながら
晩御飯を食べて
夜風に吹かれて歩いていたら坂道で突然、
『おおおおーーーーーーーーーっ、……』
ってバランスくずして
体勢を立て直そうにも坂道でうまくいかず
そのまま転がるように、しかし
『ぉ……とっ、とっ、とっ、とっ、とっ……』
って
歌舞伎みたいにステップふんで
最終的に
『わーーーーーーーーっ!!!』
って、
地面に手とひざをついた。

リュックのポケットから
ペットボトルがとびだした。

何が起こったのかわからず
立ち上がったら
親切な地元ピーポーが
「大丈夫?  あそこでつまづいちゃったんだねー」
と教えてくれた。

静かな夜道、
アジア人の女がいきなり
派手に「階段落ち」ならぬ「歌舞伎コケ」
を披露したんだから
放っておけなかったのでしょう。

彼が指差すところを振り返って見たら、
坂道の途中に
へんな出っぱり(クルマ止め?)みたいなのがあってね。

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さっそく今日
現場検証に行って来たよ。

キミは今年6月の
スリランカの穴」を覚えているだろうか?
まー、あの検証から何かを学んだわけでもなく
また転んだわけだけどーー。
わてはなんでもかんでも
振り返るのが好きなんじゃよ。
悪い趣味じゃ。「反省」とは違うよ。

ほら、
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↑ こんな坂道の途中に……!
こりゃ
街灯少なき暗い夜に
知らないで上から歩いてきたら
絶対ひっかかるでしょ、
コケるでしょ?
わて、もう1回だってコケる自信あるよ。
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高さ5センチぐらいはあるよ、
やめとくれよアルバニア!

あーあ、
でもかすり傷ですんでよかった。
あざなし打撲なし。
ラッキー♪
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モスクと、向こうに見えるのは教会。
神様のおかげかね!?




チャオ!





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