怒りのミカン The Angry Oranges

2014年12月

キッチンに、薪の調理器具。
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(↑ひとりだからって、商店ひろげすぎ!)
暖房はないプァー宿だったから、
料理することでなんとかあったまろうと苦戦した夜。
もちひとり。
だけど、薪もテキトーだし
空気送る道具もないし、何しろただの小屋。
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室内にあった、
ありったけの古紙を燃やして火力アップ。
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スーパーで買ってきたチキン(衣付き、チーズハムサンド)
を焼いた、
洗濯物も焼いて(乾かそうとして!)靴下焦がした、
餅か!
まではよかった。

でも早い時間に薪がなくなってしまい。。。。
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いっそ、my木の杖まで燃やしちまおうと思った夜。

「調理器具」だけに、
びっくりするほど、
半径50センチしかあったまらねーしー。
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(↑ 食ってる場合じゃなかった)

カミーノノルテ、歩く以外にも苦労多すぎんだよ!

ほっとするのは海が見えた時
ぐらいかなー。
雨降ってない時ね。
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雨上がりの、さっぱりした海辺は
悪くない。
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ブエンカミーノ♪

わてをいじめまくるカミーノ・ノルテ。
それでもやっぱ、
景色には見とれちゃうんだよなー。
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最悪だった昨日にくらべ
今日は雨もポツポツ。

でもあたしゃ、森に入る矢印はもう
「フン!」(美川)と無視して
国道かチャリカミーノの道を
選んだよ。
しかも今日は14キロだけ、3時間半で着いちゃった。
↓ チャリ(bicicleta,ビシクレタ)巡礼者のあなたはこちらへ。
おー、歩きやすそうじゃん!
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対して歩き巡礼者はこっち
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↑ あー、怖い怖い。雨の日はパスだね!
どーせ暗い森のなかの登りと下り、
こんなんでしょ? ↓
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パスしたおかげで
景色にも癒やされてよかった。

冬カミーノの利点、
BARやカフェに入るたび
飲み物におまけをつけてもらえる!
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よっしゃがんばるぞ♪
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チャオ!

オラー!
今日は1日中雨だったよ。
「ゴアテックス、だから何?」
ってぐらいまとまった雨と霧で
靴もモチーラ(バックパック)もびしょ濡れ。

暗い森の中は泥も坂道もひどいし、
国道は車ビュンビュンで怖いし、
とんでもなく長くて超怖い橋も渡らされて
やっぱカミーノ・ノルテ最悪。(笑)
(夏なら最高)

トイレ休憩したくても
全身ずぶ濡れだから、
小さいBARだと店内に入るのも躊躇する。
歩くのやめると5分で寒くなるのに
その後のトイレのことも考えないで
勢いでビールなんか頼んで、
やっぱバカだよなー、おれ。
(歩きすぎてアドレナリン、異常!?)
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当然、5分で寒くなったから
ずぶ濡れアイテムは外に放置して
あとは店内に入って飲んだよ。
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おっと、
それで、
なんで歩いてるんだっけわては?

ともかくおとといのオビエド大聖堂
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ケータイではうまく撮れなかったけど、
雰囲気だけね。↓ 豪華なゴチック。
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で、なんで歩いてるんだっけわては?
(2回目)

昨日は60人部屋にひとり。
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サンティアゴ・デ・コンポステーラまで
あと302キロ。
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なんだかよく分からないけどさ、
変わった(珍しい)経験してるなー、
とは毎日思うよ。
このまま突き進むべ。
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これ読んでくれてる人、(いるのか!?)
今日も元気でね。
ブエンカミーノ♪

オビエド大聖堂着いたー!
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今日は17キロだけしかも平地。
アルベルゲが開く夕方まで
近所のBARに荷物を置かしてもらえとの貼り紙が。
一杯0.75ユーロの白ワイン。
なのにミニおつまみつけてくれたよ。
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↑ wifiのパスワードがいいカンジ♪
っつーかね、
今朝は一瞬、
雲がなくなって完璧な青空が広がったの。
信じられなかった!
いくら日頃の行いがいいからって。
(本当にいい人は海岸の絶景ポイント
とかで晴れるのか?!)
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町につく一時間ぐらい手前の郊外、
陽だまりのテラスで
夢のワイン休憩までしちゃったよ。
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あー、晴れるって
なんて幸せなんやろー!
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明日は30キロだけど
あー、明日になるなよーーぉ。

チャオ♪

おいおい、ひょっとして
晴れんじゃねーか!!!
そんな感じの朝が最近続いてるよ。
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と、思わせといて
晴れるのは一瞬。
でも今日も小雨程度で助かったけどね。

今朝はカミーノ・ノルテ(北の道)
名物、分かれ道。
ひとつは引き続き海の道。GIJONギホン方面。
もうひとつはちょっと内陸の山の方に入る、先人たちが歩いた元祖カミーノ。OVIEDOオビエド方面。
どっちもゴールはサンティアゴ。
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元祖コースに入ると
アルベルゲ(宿)は多いけど
山が多くて今は雪もあるとか。
ぎゃーー、絶対無理だわーーー。
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だけど
「オビエドの大聖堂だけは見ておけ!」
とある人にいわれたから
2日分も遠回りだけどいくハメに。。。
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午後 、ある村を歩いてたら
おじいちゃんから
「ブエンカミーノ」って、
お菓子もらちゃった!
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お、おせったいーーーーー!!!
(↑ おへんろ用語)
ここは四国か!

雨上がりの虹と一緒に
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ブエンカミーノ♪

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