怒りのミカン The Angry Oranges

2014年12月

カミーノはやっぱり最果ての地まで
歩かないとね。
fin del mundo世界の終わり
finisterraフィニステーラに、
fin del ano 年の終わりに着くかな?
image

だけど今回はフィニステーラの後
さらなる最果ての地muxiaムンシア
ってとこまで歩いてみるよ。
image

朝は霜がおりたけど
image

「今まで雨ばっかでごめんよ」
ってぐらい晴れてる今日。
image

きもちえーーー。
でも午後の部あと20キロ。
長い長い。
ブエンカミーノ♪
image


わはは、すんごい修復工事中。
860㎞、険しい「北の道」を歩いてきただけのことあるわー。笑
image

ラスト40km,2日間は
人気の「フランス人の道」と合流。
アルベルゲはペリグリーノだらけで、
やっとあの、懐かしのカミーノに来たっつーか
よその国にきたっつーか、
なんかみんなでスーパー行ったり
料理作ったりして
楽しかったー♪
image

コンポステーラのすぐ横にある
五つ星ホテルが
朝昼晩、先着10人のペリグリーノに食事を提供。
夏なんか50人ぐらい並んじゃって
到底無理らしいけど
今日は余裕で無料ディナーをいただいちゃった。
七面鳥。
image

でも明日から
また海まで歩くよ。
ブエンカミーノ♪
image

image

image

image


image


image

修道院併設のアルベルゲは
クリスマスの今日もやっていた。
ほかのホテルや店は全休業。
image

ところが、
今やワタシの生活の関心の8割を占める
「部屋にどんな種類のヒーターがあるのかないのか問題」

どんな大きさのがどこに、
スイッチは自分でいじれるのか
それとも夜の数時間だけで切れてしまうのか。
毎晩の暖房の確保に必死!
image

特に昨日は
薪ストーブだったのは良かったけど、
20時前に、薪を追加してくれないままオーナーはクリスマスディナーへと去って行き、
ひとり、かなり寒い夜を過ごしたのです。
まじ泣きたかったよー!
洗濯物も濡れ雑巾状態だし。。。

↓ そして今日のアルベルゲ、
こんな立派な修道院の
24人部屋にひとりで泊まれるとはいえ、
部屋は暗くて冷たかった。
image

image

なのに今日は最初っから
「ヒーター? ないよ。ない。
毛布いっぱいかけて寝て!
空気清浄機はあるから」

がーーーーん♪(昭和風)
クリスマスの夜に凍えるなんてついてねぇ。ほかに泊まれる場所は12キロ先。
「えーー、えーーー無理です。
そこを何とか!
何かあるでしょう?
……あ、今使ってるこの受付用のヒーターは?
おじさん、20時でこの受付閉めるんでしょ?
その後これ、部屋に持って行ってっていいですか? お願い!」

ところがじーさんはどーしても、
どーしても、ダメだという。
「何でダメなの?
何の問題があるの?」
image

熱いけど時々冷たくなる、
押ボタン式のシャワーをあびながら
腹がたってきた。
私の訴えに全然耳を貸さない爺さん。
今までのアルベルゲは
何か力になってくれたのに。。

長い道を歩いてきた、
疲れた巡礼者(おれ)が寒いと言っている。
夜は誰もいなくなって閉める受付に、持ち運び簡単な一台のヒーターがある。
それを貸せないという修道院。。。。
修道院。。。。
image

ところが、
難しいシャワーをあび終えて
部屋に戻ると、
いらない空気清浄機以外にも
なんかあった。。。。
image

あ!!!!!
あったかい。。。
image

なんとじーさんは
電話をあちこちにかけて、若い衆に
この巨大業務用(?)ヒーターを
探させ、持ってこさせていたのでした。

「ありがとう!
こんなに嬉しいクリスマスプレゼントってないわ!
大きくて、今までで一番あったかいよ、あのヒーター!」
私はアルプスの少女ハイジばりに
爺さんのところへかけていって、
息をきらせながら何度も礼をいいました。

「あれで大丈夫かい?
ならよかった」
image

メリークリスマス♪

ブエンカミーノ、あと60キロ。

37日目、まだ歩いてるよ。
image

歩くしかやることねーし。(?)

昨日は、
延々と続く
森の中の落ち葉(の上)歩きにうんざり。
image

『魔女っ子ララベル』(だっけ?)
に出てくる男、
「落ち葉さん」
を知ってるひとーー?
image


image


image

12/25、今日のアルベルゲは修道院だよ。
なんてクリスマスにふさわしい。
image

町(村?)は静まり返ってるけど、
本当に16:30に受付開くのかな?
開いてるBARで時間つぶし中。
よっし、いってみよー。
image

このページのトップヘ