怒りのミカン The Angry Oranges

2014年11月

↓ 今日も朝から感じの悪いカミーノ・ノルテ(北の道)。
(これを登れだとーぉ?)
朝10時の気温17度。
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バスク地方の大都会、ビルバオを、
あっちからこっちに横断して、
国道を歩けば次の町まですぐなのに、
わざわざ関係ない(?)山の方に入らせて
ぐるーーっと、無駄歩きさせやがって。
それがバレバレなのが
精神的にもダメージうけるんだよねー。
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だから後半の平地歩き&
何の面白みもない地方のマンション街歩きに、
またもんのすごい幸せを感じたよ。
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1時間ぐらい一緒に歩いた
地元の山歩き青年(セバスチャン)が、
ケータイで調べてくれながら
「残念、今日このあとのカミーノはアスファルトの道が続くよ」
って教えてくれたんだけど
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「いーーーの、いーの、全然♪」

山パートが、今までで一番上少なかった今日の20キロ。
9時過ぎに出たのに夕方4時前には着いちゃった。
あれ、いいんすか、こんなんで!?
(物足りないないんか!?)

そのかわり、
アルベルゲが冬季休業中につき、
宿探しで1時間ぐらいぐだぐだ歩いたけど。フツーの旅みたいだな。
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↑ 宿探しなら付き合うよー、
といってずーーっとついてきた爺。

だけどワインだけは安くてうまい。
1ユーロ台のワインなんて料理用と
思ってたけど、
舌が劣化したのか?(「肥える」の逆)
いや、地元ワイナリーがいっぱいあるから
美味しくても安いんだよね。

でも本当は疲れちゃって
あんま飲めないんだー。
そんだけカミーノに夢中!?
(あれあれ、吸い込まれてきた?)
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チャオ♪


すごいね、タイトルが「モチーラ新調!」
あなたの、みなさんの生活にはなんも関係ない。
今日も"知るかよ"度100%でお届けします♪
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今日買った35Lのモチーラ(スペイン語でバックパック)が右下の黄緑。
写真上がグアテマラで買ってきた緑モチーラ。こうしてみると改めて、
「昭和」と「平成」、日本軍とアメリカ軍(いつの?)って感じだわー。

この前世紀風、旧式モチーラに、
7−8キロの荷物をパンパンに詰めて、
入りきらないものいろいろぶら下げて
よくもまぁ、この6日間山ん中を歩いたもんだよ。
そりゃ肩ベルトもひきちぎれそうになるわ。ジャングルから逃げ出したくなるわ。
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かばん修理屋さんに修理を頼みにも行ったけど、思い切って買い直してよかった。
機能、体への負担がびっくりするほど違うもん。
値段は100ケツアル(1544円))VS 29.99ユーロ(4396円)
2日目で縫い目がほどけだす代物に
1544円は高かったわなー。
これでもグアテマラの市場で買えた精一杯。

今日は30キロ、11時間。
だけど晴れてたし、ニューモチーラだったし、ポーランド人の女の子と歩いたからがんばれたよ。
しかもー、途中の5キロ区間がなんと
普通の平らな国道で、
感動して
時速5キロで歩けたどー。(山の中は時速3キロ)
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だけど彼女も明日から
「北の道」やわてをすてて(not)、
おなじみ「FRANCE人の道」へ移行しちゃうんやって。
行くなよーーー!
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チャオ!

Day 6 気温15度
朝から肩が痛かったな。
だけど山歩いてたらこんな紅葉(前田)が。。。
え、え、え???
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興奮して近づいた。小雨が降ってるけど、
それでも煌々と輝いている!(←使い方あってる?)
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JR東日本「そうだ、京都行こう」のCMもびっくりの鮮やかな紅葉(前田)。たぶんナレーションの長塚京三 も!?
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だ、け、ど、ねーーーーー、
今日も
谷底を平らに走る、便利な国道と
時どき交差しながら
ひたすら山の中を歩かせるカミーノ。
登り、下りのくり返し。
森に入っちゃえば、景色は似てるし、
時々アルプスっぽい村が現れて、
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ハイジがいないかわりに
家畜にジロジロ睨まれて、
農家の番犬に吠えられるパターンも毎回同じ。
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日暮れまでに山を出れるか不安で
休憩がまだうまくとれない。
開いているBAR もほとんどない。
バスク地方の人たちは内向的なのか(?)、
「オラー!(バスク語だとカイショー!)」
以上の言葉を声をかけられることもほとんどない。

疲れてきた。
飽きてきた。

小雨降ってんのに何ひとりで
山ん中入ってんだおれーー???

なーーんて、ちょっときつかったよ今日はね。
25キロ、10時間近くかかったな。
無理はしないけど、でもまだ歩くよ。
なんでだろ?

明日に希望だよ。
ブエンカミーノ!(自分で言う)
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チャオ♪






カミーノ2日目のこと。
森の中を歩いて歩いて、アルベルゲ(スペインのユースホステル。巡礼者は安い場合もある)はまだかいなーと疲れ果てていた夕方、
思ったより少し手前でこんな看板を見つけた。
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アルベルゲ?
「はい、アイルベルゲです。無料です!」
大きな山小屋のような立派なカーサに入っていくとマダムがそう笑顔で答えてくれた。
む、む、むりょう!!!???
夏の「フランスの道」だとだいたいアルベルゲは一泊5−8ユーロ、
さらによくある「無料」(寄付制)のアルベルゲも
ここ「北の道」では見当たらず、
あっても夏期のみの営業らしく
初日から相部屋で一泊17ユーロ(2500円以上)もした。
こんなのが続くと困るなと思っていたところに無料宿。ありがたやー。
「ここはアルベルゲもやっていますが 、コミュニティです」
ん?
よくみると女性たちはみんな長い髪を後ろで束ね、モンペのようなパンツをはいてノーメイク。男性は子供から大人まで髪を綾小路きみまろみたいにポニーテールにして(少年たちがすごくかわいい!)、ジーンズのすそを巻き上げ、ちょっと浮世離れした感じもするがみな清潔な印象。忙しそうに、庭や屋敷を掃除しながらもその手をとめてこちらに向かって微笑んでくれている。

…………
この「コミュニティ」ってやつがさーーーー、
……あーーー、ここで見たこと聞いたこと、
一気に誰かに喋りまくりてーーぇ!
でも誰もいねーーー!(今回のキーワード)
今は余裕がないけど、
いつかどこかに書きたいこの体験。
この「コミュニティ」の人たちに親切にされていきなり2泊したんだよねー。
カミーノ・ノルテ(北の道)、
誰もいないけど、なんだか濃いよ。
過疎地の分校(全校生徒7人)の濃さというかね。しらんけど。
出会ったペレグリーノ(巡礼者)はこの6日間でたったのひとり。
しかもその、唯一の「同志」だと思っていたペリグリーナは
昨日やっと同じ宿になって、
4日間の休暇を使ってバルセロナからきたスペインOLであることが判明。そんで
「今回は3日間だけ歩きにきたのー。ブエンカミーノ!」
っつって今日バルセロナに帰っちゃったよ。
あれまーー。

アディオス!
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写真撮ってくれる仲間なんかもちろんいねー。




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毎日晴れてるわけじゃない。
っつーか、
ほとんど毎日雨なんだって、この地方。
こんなにあったかい今年は異常。
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グラシアス、異常!
5日目の今日は霧が出たけど
雨はなし。気温もぬるーい。

必死で歩いてるときに
見たこの矢印。
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直進、の意味なんだけど
一本道ならフツー、ヨコ棒では?
タテ棒だったから思わず
高い木の上に何かあるのかと思って見上げちゃったよ。
もちろん、口をあんぐりあけたバカ面でね。
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↑ 今日の矢印大賞!
後半は14キロの山道、
店なし水道なし。
でもこんな矢印があるから
サルでもわてでも大丈夫。
乗り越えられたー!

でもその途中にはこんな、
「人生に立ちふさがる障害」イメージ写真みたいな光景もあったよ。
(ま、右端を簡単に通れたけど)
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天竺(てんじく=愛の国ガンダーラ)
はまだ遠いな。
でもまだ大丈夫 、明日も歩くどー。
チャオ!
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↑ 貧乏ランチ。今晩もまたパンだー。


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